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2014年6月29日 (日)

「さなぼい」の前に「血出し講」

6月最後の日曜日。前線も南下し梅雨の合間の上天気に。

今朝の新聞記事1面に「消えゆく墓地 20年で2,210カ所減/過疎高齢化,維持難しくを,我が墓所でも高齢化にあってお墓の維持管理が難しくなるとしてお寺さんの納骨堂に移設される例が多いため,興味深く読む。」20140629np.pdfをダウンロード


午前中は,一昨日までの雨に叩かれ崩れた畝起こし作業を行った後,お墓に水を持って出かけ花高筒の水替えとお墓周りの掃除に精出す。
丁度,隣の墓の従兄も墓参りに来ていたので,菅原神社境内に牛馬の健康を守る「馬頭観音」が祭られている本郷中にあって,田植えの前後に親たちだけが集って飲ん方を開いていた『血出し講』について,田植えが無事済んだことを祝う『さなぼい』の催しの後か先かを尋ね,田起こし・田均しで牛馬のうっ血した膝の血を出して治療を行う事を餌にしての親父達の飲み方が,先であったことを教えてもらう。18歳年長の従兄からは「お前達は,〇〇爺さんげーの田んぼは,ヒーが多か田んぼで〇〇にあったが,あそこの田植えには行った事はあるか?」等,一族の各所の今は埋め立てられ転売され宅地になっている昔の一族の田んぼの様子を,お墓の掃除をしながら従兄と二人して語り合っていると,花の交換にXが来て,「よかおじさん達が,お墓で二人して,何を大きな声で語り合っているの。上の道まで話し声が聞こえていた」と言われる。

お墓から帰宅したら2ndからお天気もいいのでお墓参りにとせがまれ,車椅子を押して再度お墓に出かける。帰路,村の鍛冶屋の10班のNさん宅に立ち寄り,先日柄の差し替え交換を託していたアメリカンレーキをもらいに伺う。Nさんの御先祖は下甑の鹿島から寄田に移住されたルーツから「高速船甑に乗って島に行ってみたいが乗り心地は?」と尋ねられ,ぜひルーツのお墓参りを兼ね観光旅行に川内港からと勧める。

午後からは,管理機を使い先ず4畝を耕耘し,畝起こしを。午前中もビッショリと汗をかいたが,午後からは汗が眼に入って首からぶらさげたタオルで汗を拭き拭き農作業に励み,喉を潤すために熟したトマトを適時もいで口にほおばる。
夕刻,最後の作業に,ニンジンの横の畝の「虹いろ菜」が雨で葉が溶け出していたので抜根し,掘った穴に埋設処分し,同後地を管理機で耕耘し,レーキで均し苦土石灰を散布し畝を起こす。
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午後7時前,畑から上がると隣地の畑を,風口自治会長の前農大教授のKさんが耕作中であったので,「もう上がらんなー?」と声を掛け,自治会運営に関する現状と課題に関し,農道のブロック塀に腰掛け意見の交換を行う。

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