雨の「成人の日」祝日に思う
昨日,夕刻から降り出した雨が終日降り続くという「成人の日」の祝日に。既に本市では晴天であった先週土曜日の午前中に開催済みでよかった。
今朝の朝刊にあった「18歳成人式どうする? 受験シーズン,悩む自治体」の記事には大いに共感。我が団塊世代にあっては15日がやっぱり長年身に着いた成人の日で,平成12年からの第2月曜日はどうもといぶかりたくなる成人の日。
お昼のニュースでは,予約金を既に納めていたのに振り袖業者が突然業法不明となり,晴れ着を着られず涙にくれた新成人がいたとか,飲んで式典会場の舞台に駆け上がろうとし,警備員に制止されるような会場が今年もあったことが映像をまじえ報じられていた。
昭和50年代には,新生活運動とかで成人式への晴れ着自粛運動も展開された時期があったが,親御さんから「高校卒業後,娘が貯めたお金で買い求め準備した晴れ着を着ての式典参加まで規制するとは」との意見を聞いたが,果たして参加者の何%がそんな奇特な若者なのだろうか。
現役時代,長年成人式の行政側に就いていた者として,行政が主催者となり「成人式典」を段取り実施する是非を大いに論議して欲しい。
体のいい同窓会の段取り・うん拾万もする晴れ着呉服屋の手先になり,聞きたくもない主催者首長の祝辞等聞きたくもないとすれば,行政は完全に手を引き,年齢が引き下げられ4年後から実施されるという成人式は,中学・高校代表者からなる実行委員会による,振り袖を着なくても済む,夏休み期間中の「18歳成人記念同窓会」でもよいのでは。
まあ,対象者が集まりやすい会場の確保程度を行政として協力する,行財政改革見直しの中での新しい成人式が近々スタートすることを希求したい。
雨の一日,土曜日に買い求めた『やさい畑』春準備号を読んで過ごす一日となった。
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