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2014年1月20日 (月)

ドライバーとして大寒の今日は南薩に

今日は,一年のうちで最も寒いという二十四節気の「大寒」。
今朝の新聞一面には,沖縄県名護市長選挙では,米軍普天間飛行場の辺野古移設へ反対の現職市長さんが,政府並びに沖縄県の強引で交付金という飴施策へは乗らないとして,市民の賛意を得て再選された記事が大きく報じられ,本県内の鹿屋市・枕崎市の市長選挙の結果は片隅に追いやられる形で報じられていた。
整骨院へは午前8時40分に一番乗りで出かける。昨年の暮れから通院中の20代の若者から「初心者マークを外していいでしょうか?」と声を掛けられる。
奉職先の業務と重なって2ndの川辺の病院での訓練先への運転手を今年になってからはXに託していたが,今日は今年になって初めての運転手として南薩路を往復運転。午前9時40分に自宅を出発し,午後3時に帰宅する。
往路,日吉町付近から路面は雨で濡れていたが,帰宅するまで雨には合わずに済んだものの,帰宅後,車庫前で降雨に合い,滑り込みセーフで帰り着いた感。

自然農薬の原料に用いるべく軒下のざるに広げ,昨年暮れから天日干ししていた「鷹の爪」が十分乾燥したので,ビニール袋に移して保管する。

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 「今どきの若者は─」は年配者の口癖だ。背景には「昔はこうではなかった」の含みがある。先日,家人を乗せて運転していたら,若者の乱暴運転にこう口走るのを聞いて苦笑した▼実はこの言葉は昔から使われている。ソクラテスの若者への苦言はよく知られるようになった。柳田国男は伝聞として,4千年前のエジプトの古跡から若者批判の記述が発見されたと「木綿以前の事」(創元社,1939年刊)に書いた▼では,本当に昔はよかったのかを問う本が昨年出版された。コピーライター・大倉幸宏さんの「『昔はよかった』と言うけれど」(新評論刊)。戦前のマナー,モラルを当時の新聞などから集めてその実態に迫った▼電車で席を譲らない若者,化粧する女性は今と変わらないが,戦前は列車で裸になり着替えする人がいた。銭湯は湯船で体を洗うため黒く濁り,川はゴミ捨て場と指摘されると「今の方がまし」と考え込んでしまう▼柳田は先の本で「昔風と当世風」に触れている。「二つの生活趣味は対立し,互いに相手を許さなかった」として「今頃,新と旧の対立を見せられてもおかしくもない」(要旨)と切り捨てた。見識が光る▼年金格差などで漠然とした世代間対立が感じられる中,「今どきの著者」などの発言は何の利益もない。年配者は経験を生かもて社会貞献し,若者がそれを敬う形の調和が重要だ。
平成26年1月20日(月)/南日本新聞『南風録』

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